こんにちは、学習塾ファタリタ塾長の末田です。
ファタリタは、「地区で一番塾生の声を聴くこと」を目標にしています。
警察官になりたかった理由
僕は小学2年生の時から高校3年生まで、ずっと警察官になりたいと周囲に言っていました。
でも、本当になりたかったわけではなく、「警察官になりたい」といえば、周りの大人たちが「すごいね!」「えらいね!」と言ってくれるからでした(嫌な子どもですね笑)。
周りの声にいい気になって、本当はなりたくもないくせに、「警察官になるんだ!」と愛媛大学の法文学部に進学しました。
同じ学部に年齢が3つ上で社会人経験のあった友達から、「警察官は給料安いし、やめたほうがいいぞ。」と言われ、「そうなんだ。じゃあ、やめようか」
とあっさり夢を諦めました。
※追記:とある国家公務員より「給料はそこそこ高い」だそうです。
と同時に、「僕が本当になりたかったのは警察官じゃなかったんだ」とショックを受けました。
もしも僕が過去に戻れたら
どうして高校3年生になるまで、本当のやりたいことに気づけなかったのか。
それは、小学生から高校生まで、僕の話を真剣に聞いてくれる大人が周りにいなかったからです。
別に先生方や両親を責めているわけでもなんでもなく、
ただただ本当の気持ちに気づける環境がなかった。
もし僕が過去に戻って末田少年に会って話ができるなら、
「末田くんは、何が好きなの?」
「普段はどんなことをしてるの?」
「へえ、お笑いとゲームが好きなんだ!この二つは末田くんの人生でどれくらい大事なの?」
「本当に大切なこと、人、ものってどんなものがある?」
と、これでもかというくらい聴くと思います。
もし、こんなふうに僕の周りに話を聞いてくれる大人がいたら、環境があったら。
少なくとも「警察官」を目指した進路選択にはならないと思います。
みんな必ず心からの願いがある
僕は運よく教育という分野で輝ける場所を見つけましたが、高校生の時の僕のように本当にやりたいことに気づけず、人生に失望し、本来の輝きを失う子どもたちはたくさんいると思います。
人間はみんな、一人一人やりたいことや、心からの願いを必ず持っています。
そしてそれを叶えるためにベストを尽くすことで、人生は輝きます。
輝く人生を送って欲しい
10年後には何が起こっているかわからないくらい変化が激しく、先の読めない現代だからこそ、子どもたちには、心からの希望を頼りに、自分らしく輝く人生を送って欲しい。
これが、子どもたちが本当に願う未来が見えるまで、僕が塾生の声に耳を傾ける理由です。