学習塾ファタリタ、明るさパワーアップ!

松山市鷹子町にある学習塾ファタリタ(旧:学習塾アフェッティ久米教室)塾長の末田です。

今月のファタリタ改造計画はLED工事!

さすがにDIYでやるわけにはいかないので、プロの方にお願いしました笑

前と比べて格段に明るさがアップし、勉強環境がさらに良くなりました!

先日オープンした二階で勉強する塾生も増え、一人当たりの勉強スペースがぐっと増え、のびのび勉強していただけます!

「受験ってなんでするんですか?」

今月に大学の推薦入試を控えた塾生とのミーティング中、

「なんで受験なんかあるんやろ」

と塾生が一言つぶやきました。

推薦入試とはいえ、確実に合格する保証はどこにもありません。

落ちた時の自分の気持ちを想像すると、不安な気持ちになるのは当然のことです。

「受験なんてなければいいのに。」

という塾生の気持ちは痛いほどよくわかります。

 

──なんで受験するんだろうね。

塾生 わかりません。

──究極を言えば意味なんてないと思うんだよね。

塾生 そうなんですか?

───だって、受験しなくたって死にはしないでしょ?

塾生 そうだけど…

 

───極端に言えば意味なんてない。でも、逆に考えれば自由に意味付けることができる。

  意味付けって、どんなことだと思う?

塾生 意味を付けること。

───まんまじゃん笑。

塾生 笑

 

───まあ、起こった出来事に価値を与えることだよね。

例えば、受験に落ちたとして、

「最悪だ、私はもうおしまいだ。」

と自分の評価を著しく下げた価値の低い出来事だと捉えるか、

「受験に落ちたのは自分の努力が足りなかったからだ。

これからはもっと努力をできる人間になれるよう頑張ろう!」

と自分を奮い立たせる価値の高い出来事だったと捉えるかで全然違うよね。

塾生 確かにそうですね。

───そして、自分の自由に意味をつけることができる。

起こったことに対して自分の思い通りに意味をつけることができるわけ。

塾生 なるほど。

 

───じゃあ、「受験すること」について、自分なりに意味付けしてみて。

塾生 人生を楽しく過ごすための一歩。

───おお、名言っぽい笑。詳しく教えて。

塾生 大学に入ったら自分の好きなことができるから、そのための入り口っていう意味。

───なるほど。受験に対して意味付けできましたね!

 

1日をデザインする力

上記のやりとりで完全に不安な気持ちが吹っ切れたわけではないとは思いますが、

自分のやっていることを肯定的に見ることができるようになったと思います。

 

「意味付ける」はカッコつけると「1日をデザインする」「人生をデザインする」と言い換えられます。

起こった出来事をつなぎ合わせてデザインする、非常にクリエイティブな作業です。

 

ファタリタの塾生には、塾から帰る前にその日1日で起こった『よかったこと、学んだこと』を3つ書いてもらいます。

『よかったこと、学んだこと』を3つ書くことで、その1日を

「『よかったこと、学んだこと』が合計3つあった1日」としてデザインすることができます。

自分の行動をデザインする習慣を身につけることで、自分の行動や人生に意味を見出す視点を獲得することができます。

たった一つの「正解」がない時代を生きるためには

「デザインする力」は、正解がたくさんあるこれからの時代を生きるために、

特に今の子どもたちにとって必要不可欠な力の一つです。

 

多様な選択肢、進路や生き方が存在する現代において、たった一つの正解はありません。

誰かが正解を与えてくれるわけでもありません。

コンビニやアマゾンにも正解は売っていません。

 

自分の中に答えを探す訓練をした者だけに自分だけの正解を見いだすことが許され、

自分を自由にデザインすることができます。

 

自分の中に正解を導き出す練習は、早ければ早いほどいいです。

できれば中学生、高校生の間にたくさん経験しておくと、社会に出た後に劇的な差が出てきます。

 

ファタリタの塾生たちは、少しずつですが確実に自分の時間をデザインする力を身につけてきています。

5年、10年後、社会に出た時に彼らがどんな人生をデザインするのか、今からとても楽しみです。