こんにちは、松山市鷹子町にある学習塾ファタリタ(旧:学習塾アフェッティ久米教室)塾長の末田です!
僕は普段、なるべく時間を見つけて本を読むようにしています。
大学生3年生くらいから本を読むことが好きになり、
今は年間100冊読むことを目標に読書をしています。
読書は楽しむもの
読書は目標を決めて頑張る!ものではないと思いますが、
目標を決めた方がテンション上がって頑張れるので、あえて目標を立てています。
でも基本スタンスとして、読書は楽しむことが大切だと思っています。
いくら良い本でも、つまらないと思えば内容が頭に入ってこないし、何よりその後本を読もうと思わなくなります。
だから、面白いと思う本をたくさん読んで、そこからいろいろなことに興味を持って、
読書のジャンルの幅が広がるというのが理想です。
重松清の魅力
僕は大学生の時に「青い鳥」という本を読んで以来、重松清のファンになり、彼の本をたくさん読んできました。
登場人物の心情が詳細かつリアルに書かれていて、思わず涙が出そうになることもあります。
かつ難しい文章はほとんど使わないので、とても読みやすいのが特徴です。
塾生に「何かオススメの本ありますか?」と聞かれた時には真っ先に重松清の本をオススメしています。
「吃音って何ですか?」
吃音の先生が、生徒の心の問題を解決していく「青い鳥」という本を塾生のKちゃんに紹介しました。
そうすると、Kちゃんから
「『吃音』って何ですか?」
という質問がありました。
「吃音」は流暢に話すことが難しく、口ごもったり、
途中で話を休止したりする状態のことだよ、と説明しました。
その後、教師になることを夢見る、吃音の大学生のドキュメンタリー番組を一緒に見ました。
番組を見た後Kちゃんに感想を聞くと、
「いろんな人がいるんだなあって思いました。」
そして
「私は別に教師が吃音でも気にしないけどな。ちょっと聞き取りづらいだけだし。」
と、感想を聞かせてくれました。
読書は心を広く、豊かにする
多分この本と出会わなければ、
Kちゃんが「吃音」という言葉を知るのはずっと先のことになっていたと思います。
僕自身、大学生になってこの本を読むまで「吃音」のことは全く知りませんでした。
青い鳥を読んで、吃音という言葉の存在を知り、当事者の心情に思いを馳せることで、
多少の違いを「変だ」と思わず受け入れられるようになりました。
そうすると、不思議と自分のコンプレックスさえも受け入れられるようになりました。
本を読むことで世界が広がり、ちょっとずつ心が広く、豊かになります。
「吃音の人ってこんなことを考えているんだ」
「こんな苦しみを抱えているんだ」
と気づくことができれば、世界は前より違って見えます。
次はどんな本を読んで、塾生にオススメしようか、そんな楽しみもこの仕事の喜びの一つです(^^)