こんにちは、松山市鷹子町にある

学習塾ファタリタ(旧:学習塾アフェッティ久米教室)

塾長の末田です!

 

僕が絶対にしないこと

僕は塾生や子どもに対して、絶対にしないと決めていることがあります。

それは、「他人と比較する」ことです。

 

例えば、兄弟がいる子どもに

「お兄ちゃんができたんだから、あなたもできるよね」

とか

「お姉ちゃんができるのに、どうしてあなたはできないの?」

という言葉を絶対に使わないようにしています。

 

お姉さんと比べられ続けたAくんの話

去年在籍していた塾生Aくんのお姉さんは成績優秀で国立大学に進学し、

Aくんはいつもご両親にお姉さんと比較されていたそうです。

そして

「お姉ちゃんは10時間勉強していた」

「お姉ちゃんは夏頃に模試で○点取っていた。

 Aはどうしてできないんだ。」

毎日のように比べられていたそうです。

 

Aくんの涙

もちろんご両親は責めるつもりはなく、

発破をかけるつもりで言ったのだと思います。

 

でも、Aくんは

「毎日お姉ちゃんと比べられて本当につらい。

僕は僕なりにがんばっているのに・・・。」

涙を流しながらつらい気持ちを話してくれました。

 

伝わらない愛は、子どもの心を追い詰める

Aくんのご両親が悪いわけではありません。

ご両親は、Aくんのことを心の底から心配しているのです。

心配し、発破をかけることも一つの愛のカタチだと思います。

でも、伝わらない愛は、愛ではなくなり、子どもの心を追い詰めてしまいます。

 

人と比べるのではなく、あなた自身と比べる

僕は比べるとしても、その人の過去と今を比べるようにしています。

「1ヶ月前は自分からプリントください、って言ったことなかったけど、

先週から自主的にプリントをくださいって言うことが増えたね。」

と、過去の行動と比べるようにしています。

 

些細な変化や成長に気づけるよう一人一人をよく見ることが、

僕の仕事の一つなのだと思っています。