愛媛県立高校の受験を考えている方へ

こんにちは!

松山市鷹子町にある学習塾ファタリタ(旧:学習塾アフェッティ久米教室)塾長の末田です。

このページを見ている方の多くは、県立高校の受験を考えていると思います。

県立高校は、私立高校と比べて通学にかかる費用が少なく、

大学への進学状況が良好なことが多いので、受験生からの人気が高く、受験者数も多いです。

毎年数多くの中学生が受験を希望し、倍率の高い県立高校の合格を勝ち取るためには、

高校入試制度の知識と対策が必要です。

これから数回に渡って、皆さんに入試制度の知識と対策についてご説明します。

第一回目は、二段階選抜制度についてです。

目次

『二段階選抜制度』とは?

例:H30松山北高校の場合

二段階選抜を攻略するためには?

まとめ

『二段階選抜制度』とは?

 愛媛県の高校入試では、二段階選抜制度が採用されています。

二段階選抜制度とは、二回に分けて受験者の中から合格者を選抜する制度です。

 

第一次選抜では、受験者の中で調査書点(満点135点)の高い順から、

募集人員の90%程度の受験者が選抜されます。

選抜された中から、調査書の記録や面接、実技テストの結果が良好な者を対象にして、

学力検査の成績の上位順に、募集人員の70%程度に当たる合格者を選抜します。

 

第二次選抜では、残った受験者を対象に、

・「A:学力検査の成績に基づく得点(満点250点)」

・「B:調査書点(満点135点)」

・「C:調査書の学習の記録以外の記録、面接等 の評価に基づく得点」

以上のA〜Cの合計点に基づいて、募集人員の30%程度の合格者を選抜します。

※各高等学校のA・B・ Cの満点の比率はこちらをご覧ください。

平成30年度愛媛県県立高等学校入学者募集要項

例:H30松山北高校の場合

平成30年度の松山北高校を例にしてみましょう。

定員360名に対して受験者が466名で、倍率は1.24倍でした。

定員 志願者 倍率
360名 446名 1.24倍

第一次選抜

まず第一次選抜で、調査書点の高い順から定員の90%である324名が選抜されます。

この時点で122名は第二次選抜に進むことが決定されます。

次に、第一次選抜に進んだ324名の中から、

学力検査の上位順から定員の70%に当たる252名が合格者として選ばれます。

残りの74名が第二次選抜へ進みます。

第二次選抜

第二次選抜では、第一次選抜に進めなかった122名と、

第一次選抜から漏れた72名の合計194名を対象に、

・「A:学力検査の成績に基づく得点(満点250点)」

・「B:調査書点(満点135点)」

・「C:調査書の学習の記録以外の記録、面接等 の評価に基づく得点」

以上のA〜Cの合計点に基づいて、募集人員の30%である108名の合格者を選抜します。

第二次選抜の結果、108名が合格し、86名が不合格になります。

結果

平成30年度の松山北高校では、

合格者360名、不合格者が86名となりました。

二段階選抜を攻略するためには?

二段階選抜で勝ち残るためには、調査書点がカギとなります。

調査書点が高ければ、第一次選抜で選ばれる可能性が高くなり、

選抜されるチャンスが増え、合格の可能性が高まるのです。

ちなみにこの調査書点は、中学校3年間の9教科の通知表の合計点数のことです。

中学1、2年の三学期と、3年生の二学期の通知表の合計点数が、調査書点になります。

中学1、2年生のみなさん

三学期の通知表の点数を上げるための努力をしましょう。

テストの点数はもちろん、授業中の発表回数や提出物を期限内に出せているかも評価の対象になります。

三学期の通知表の点数は、一、二学期の通知表の結果も考慮されるので、

一、二学期も油断しないように注意してください!

※通知表の点数の上げ方については後日更新予定です。

中学3年生のみなさん

今すぐに自分の通知表の合計点数を確認しましょう。

合計点数を確認したら、志望校進学のために必要な入試得点を計算しましょう。

そして、必要な点数に応じて各教科の対策をしましょう。

自分で計算するのが難しい場合は、問い合わせフォームから問い合わせてみてください

相談は無料です。

問い合わせフォームはこちら

※必要な入試得点の計算方法については、後日更新予定です。

まとめ

・愛媛県の高校入試では二段階選抜制度が採用されている

・第一選抜では受験者の中で調査書点(満点135点)の高い順から、募集人員の90%程度の入学志願者が選抜され、その中から、学力検査の成績の上位順に、募集人員の70%程度に当たる合格者を選抜します。

第二次選抜では、残った受験者を対象に、学力検査の成績に基づく得点、調査書点、調査書の学習の記録以外の記録、面接等 の評価に基づく得点の合計点に基づいて、募集人員の30%程度の合格者を選抜します。

・二段階選抜を攻略するカギは調査書点

・1、2年生は通知表の点数を上げよう

・3年生は今すぐ自分の通知表の合計点数を確認しましょう

最後に

中学1、2年生のみなさん、すでに受験は始まっています。

今から少しずつでいいので、県立高校進学のための対策をしましょう。

今はまだ少しの差ですが、1、2年と歳月を積み重ねることで、

ライバルたちに大きな差をつけることができます。

 

中学3年生で、今から県立高校を目指すことを決めた人、まだ間に合います!

今すぐに進学に必要な入試得点の算出方法や、進学可能な県立高校の相談に来てください!

相談は無料です!

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次回は通知表の点数の上げ方についてです。